教会員より
近年、女性や若い人の自殺が増加しているというニュースを目にするようになりました。
日本国内でも経済格差が広がっている上、裕福ではない人には「自己責任」と言って追い詰める風潮が広がっています。自分の価値を見出すことができず、自分は存在する意味がないと思う人が増えてしまうのかもしれません。
ウクライナへの軍事侵攻、収まらない新型コロナウイルスの感染、生活必需品の値上げ、希望退職募集、年金支給額の減額・・・。こうしたニュースばかりの毎日では、明るい気持ちになることすら難しいでしょう。
こうした私達に、聖書はこのような言葉で呼びかけています。
空の鳥をよく見なさい。種も蒔かず、刈り入れもせず、倉に納めもしない。だが、あなたがたの天の父は鳥を養ってくださる。あなたがたは、鳥よりも価値あるものではないか。(マタイによる福音書6章26節)
自分に価値がないと感じ、打ちひしがれている人が少なくないのは、2000年以上前も同じだったのではないでしょうか。イエス・キリストは、神様は、無価値な存在を作るような愚かな方ではないと語り、今の時代も、私達を励ましてくださっているのです。
私達も、毎日その言葉に勇気づけられています。